外壁まわりの仕事が終わったら、内部の造作仕事に移ります。
内部の下地・仕上げは、
床・・・下地/45ミリ厚杉荒板 仕上げ/18ミリ杉フローリングor畳
壁・・・下地/荒壁or木摺りor胴縁 仕上げ/左官漆喰塗りor杉板張り(一部キッチンパネル)
天井・・・下地/胴縁 仕上げ/既存表し/杉板張り
と、このような仕様になっています。キッチンまわりだけ、5枚程プラスターボードを使用しキッチンパネルを施工しましたが、他の箇所には石膏ボード・合板ベニヤといった新建材は一切使用していません。
下地・仕上げの板材は、原木の状態で買い付けをさせてもらいました。製材所で板挽きをしてもらい、桟積みをして屋外で天然乾燥させます。写真の桟積みしてある木材はほんの一部で、この現場では、張り面積でいうと約450㎡分は挽いて木材として使用させていただきました。愛知県の奥三河地方で育った三河杉です。
三河杉の丸太 製材機にのっています
挽いた板・角物 桟積み
さて、大工造作が完了した箇所です。腰上の壁は木摺り下地とし、左官屋さんに 塗ってもらいます。木摺りとは、9ミリ厚×45幅程度の木材の事で、柱などの構造材を丸太から挽く際にでる、細い端材から取れます。木は余す事無く使わせて頂ける資源なんですね。
腰板と木摺り下地 桧の階段
次は左官屋さんの出番です!