西尾市民家改修 五 竹小舞・荒壁

大工が柱・梁などの躯体を組み上げたら、施主さんご家族・左官・大工のみんなで竹小舞のえつり&荒壁塗りです!

今ではすっかり珍しくなってしまった『泥コン屋さん』ですが、西尾市には現在もまだあります。

先行して現場内にどろんこプールをつくり、搬入した泥コンに藁を追加で入れて、子供たちが遊びながら混ぜていきます(^^)

次は竹小舞の準備です。壁ごとに縦竹・横竹・力竹の本数を出して、カット等の段取りをします。大工の皆も、えつり方法を左官屋さん・時々施主さんにも教わりながら竹を編みます(笑)

ひと昔前には当たり前に行われていたであろう建築の『結』ですね。また、大工は大工の事だけでなく、ゆくゆくは現場を統括する棟梁となる為に、他職の仕事内容も覚えなければなりません。

竹小舞の次は荒壁付けです!大工でいうところの『建前』のような雰囲気で、みんな協力しあって塗りを進めていきます。まずは吉田左官さんに手本をみせていただき、他の方々もチャレンジします!荒壁土が見た目以上に重く、一日作業していると腕にかなりの疲労がきます(笑)

竹小舞の美しい姿が見れるのも、家づくりの中でほんの一瞬です。この竹小舞が何十年・百年と家を支えてくれると思うと、もう少しだけ眺めていたいものです。

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