ご挨拶

未来の伝統工法を担う大工集団です。

 

はじめまして、紬建築株式会社 代表 柴田旭と申します。

この度は、当ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

私たちは愛知県を中心に伝統的な工法を用いた住まい・ものづくりを行う、小さな大工工務店です。

『手刻み』『土壁』『石場建て』といった、昔からある素材・工法を用いながらも、現代の暮らしにも合う様な建築を目指して、日々活動をしております。

弊社が伝統工法の家づくりに取り組む理由は主に3つあります。

・住まわれる方の安心、文化的な景観によるまちづくりの一環となる為

・環境への負荷を最小限に抑える為

・大工をはじめ、伝統的な技術を持つ職人の育成.継承の為

突然ですが、代表である私は軽度のアトピー体質で、最近の家づくりに使用される事の多い、石膏ボードを、使用・加工した時の事です。ボードの切り屑により、肌が荒れ、赤くなってかゆみも出てしまった事があります。その時に、「この様な材料は住まい手の方はもちろん、作り手、そして家がその役目を終えて、解体.処理される時も、絶対に環境にも良くない」と感じました。

伝統工法の家づくりは、自然界から素材を借りて家として構築しています。石を借りて礎石にする、木を借りて柱にする、土を借りて壁にする、いずれも自然に還っていきます。現代なので100%その様な素材で建築する事は中々難しいですが、環境への負荷を最小限に留めるべきと常に考えています。

そういった工法で造る家は、その土地土地で経験.知恵のある職人が居る事が必須です。昨今の家づくりは分業化.効率化が歯止め無く進んでいる様に感じますが、その対極に「伝統工法の腕を持った職人」が位置している気がします。その様な若手職人の育成も急務であり、紬建築でも試行錯誤しながら、新弟子達に指導を行っています。

最後に、私たちは地域の伝統工法建築を担う、広い視野をもつ職人集団でありたいと考えております。林業.農業といった第一次産業と家づくりは深く密接しており、山で育まれた水が川となって平地を潤す。川上から川下、そして人と環境、多方面で『良し』と思える建築を通して、未来の美しい日本を構築する一端を担えるように、一歩ずつ進んでまいります。

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