豊田の石場建て一 礎石・手刻み

豊田市内で新たに建築する石場建ての家、「豊田の石場建て」の基礎・大工工事が始まりました。

家の基礎はコンクリート使用一切無し、割栗で組まれた玉石礎石になります。建築地は、地表から支持層までの距離が1.5m程と浅く、砕石を用いた地盤改良「エコジオ工法」にて改良施工する事により、今回の基礎形状が可能となりました。礎石の据付は三重の今西さんが施工をされました。土と家が一緒に呼吸する、その地に負荷を与えない基礎となりました。

平屋の27坪・足固め、梁桁は愛知県産の三河杉、柱は岐阜県産の東濃桧です。8mのタイコ梁による小屋組も見どころの一つです。8m×2丁・4m×4丁の丸太は、施主様とご一緒に昭典木材さんに見学に伺いました。

作業場では、足固め、梁桁の墨付け刻みから始まっています。車知栓、鼻栓、長ホゾ、金輪継など、伝統的な仕口や継手を用いて木組みの構造を具現化していきます。

タイコ梁は建前時にスムーズに組めるように「仮組み」を行い、きつかったり隙間が空くところは微調整をします。

7月下旬の建前に向けて頑張っていきます!

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