桑名の石場建て 建前後半 上棟!

今現場は小屋廻りを渡り顎で規則的に構築する為、いつもより時間をかけて組み上げていきます。小屋梁の杉材は半分以上、垂木はすべて自社製材の材木です。原木の状態から「家」の一部になる過程を経験する事は、都市近郊で活動する大工としては必ず必要な事だと感じています。

継手は全て金輪継ぎで刻んでおり、母屋は約12mで4丁継ぎ。全部継いでレッカーで吊る事が可能なくらい金輪継ぎは強度がありますね。長いです(笑)

棟木が納まると棟梁と大工達は一安心。4ヶ月程の時間を掛けて墨付け刻みを行ってきた木材たちが形になっていくのは、他には代えられない達成感がありますね。

屋根仕事に移ります。化粧垂木のサイズは2寸×2.5寸で、規格としてあまりない寸法という事もあり、自社製材にて生産しました。直径どの程度の原木から取るのか、狙った木目で木取るにはどう挽くか、限られた設備で効率化を図るには、など小割材1本とるのも歩留まりや挽き方など様々な要因を考えて挽くので、面白いし勉強になります。

化粧垂木+化粧野地+断熱層+荒野地の順番で納めていきます。今回はロフト部もある為、二重屋根になっており、夏はどうしても暑いですが、ある程度の遮熱断熱に期待します。伝統工法の家づくりでも住空間の温熱を考える事は大切ですね。

建前三日目、無事に上棟式を執り行う事が出来ました。ご家族の繁栄と工事安全を祈願し、気を引き締めて取り組んでいきます。

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この記事を書いた人

愛知県で伝統工法建築を主とする『紬建築』代表です。

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