桑名の石場建て 礎石と地組み

2025年1月より三重県桑名市の市街地にて、石場建ての新築現場が始まりました。駅からも徒歩圏内という街中で、伝統工法の家づくりが出来る事に感謝し、素材に重点を置く事・職人たちの技術向上、後身の育成・地域の良い街並みの一端を担う事が出来れば幸いに思います。

設計・構造計算 水野設計室さん

現場棟梁    黒川真史

今回は、柱状改良+独立基礎+礎石の構造になっており礎石の据付も大工の手で行いました。現代の建築では分業が主流ですが、他職施工も一貫して行う事により、納まり等の理解・大変さを経験し自分たちの糧とします。前面の沓脱敷石のみ、割栗小端地業+有機物により据付を行いました。日頃から石仕事に取り組んでいるおかげか、スピードと精度が上がってきました(笑)

建前の下準備で「地組み」を行います。各構造材を寝かせたままフレーム状に組んでおき、建前の手間を軽減する事が目的です。

柱・脚固め~桁までは桧材を使用しています。岐阜県東濃地区、東濃桧を主軸に製材・天然乾燥されている【東桧】さんより納品いただきました。適度に油分・粘りがあり、鑿切れ・鉋掛けもし易く、大工が喜ぶ材木となっています(笑)

木材の乾燥具合・墨付け刻みの精度により「地組み」「建前」が順調にキッチリ納まるかどうか、かなり左右されてきます。大工にしか分からない微妙な加減が多いですが、毎現場、試行錯誤し技術・経験に磨きをかけていきます。

そうする事により、家としての役目、価値を永く保つ事が出来ると考えているからです。スクラップ&ビルドとは正反対の立派な「古民家」と呼ばれる建築は、永くもたせる術が見えない所に多く存在するのです。

次回はいよいよ建前本番です!大工である事の醍醐味です!

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この記事を書いた人

愛知県で伝統工法建築を主とする『紬建築』代表です。

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