二月の晴天の中、お施主さんもご参加されての建前を行う事が出来ました。
手刻み・乾式・板張り仕上げの家です。構造材、造作材ともに愛知県奥三河産の杉桧を使わせていただいております。今回の墨付け担当は大工の仁、数年間一緒に活動している仲間です。墨付け手刻みが正確に出来ているか、組み方の検討は大丈夫か、建前が答合わせの瞬間になります。




桁行約13m・金輪継ぎ3丁継ぎ、梁行約9m・金輪継ぎ2丁継ぎ、構造表しの為、各々が気を遣いながら進めていきます。差し物・貫が無いので早いスピード感で組み上がっていきます!と言っても、建築ボルトは不使用。込栓・楔等を多用して組んでいます。
軒の出1.3m・けらばの出0.9m、垂木・破風は愛知三河杉。
今回も35歳以下の愛知・岐阜の大工達が集合、久々の方、はじめましての方、同世代の仲間達で仕事ができる事を嬉しく思います。






地元の素材を使わせてもらう、地元・近隣の職人達で家づくりをする。私が工務店を立ち上げた時から心がけている事です。他所からなるべく物を入れない(買わない)、地元に還元・循環できるような経済活動をする。「いい仕事」だけではなく、地域に貢献できる事を常に念頭に置き、日々活動をしていきます。