海津市にて建築する、27坪平屋の墨付け・手刻みがスタートしました。
今回は、立ち上がり基礎有り・乾式(荒壁を付けない)の造りですが、構造表しの「真壁納め」・金物や新建材に頼らない「大工の手刻み・愛知県産木材の多用」には、変わらず重点を置いた家づくりをしていきます。
まずは図板書き・軸組模型の製作をし、組み方やイメージの共有をします。
模型担当は弟子の叡治、初めての製作です。


土台・柱は桧・梁桁には杉、いずれも愛知県産木材を使用させていただきます。去年3月に挽いた柱材は屋根下で自然乾燥、杉材も雨風・天日の下でゆったり乾燥していきます。


土台→梁桁→小屋組→柱→屋根材の順に墨付け・手刻みを行います。弟子に道具の使い方、刻みの手順、木組みの加減など、僕や先輩大工が色々と伝えながら進める事も重要です。
墨付け・手刻みは、大工・弟子が木.道具.技術.家づくりの考えなどと向き合う、絶好の機会だと私は思います。そのような事を考えると、「プレカット」という選択肢は必然的に無くなり、「手刻み」に没頭出来るわけです。プレカットを諦めればいいのです。








刻みが終わればいよいよ建前です!木材積込もOK、みんなで本番に備えます!

