京都市内 数寄屋造り 内部造作その二

お茶席が設けられる空間への入り口・壁・天井を、木・竹・土などで作っていく様子です。

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天井の種類は、よしず天井と呼ばれる形式で、廻り縁に竹を入れ込みその上に一本一本縄で結んだ植物の【ヨシ】を敷き詰めて、更にその上に杉板など全体において固定をします。

今回新設したものは、ヨシと板をあらかじめ分割して組み上げてユニット化したものを取り付けました。

廻り縁に竹を入れ込む穴を「大入れ」という掘り方で掘っています。竹は一本づつ大きさも形も違うので、入れ込んだ時に隙間が無い様に実際に入れ込む竹の小口付近で光付けをしてから掘り込みます!手道具のノミも、様々なアールの形に対応出来るように一分~八分を使い分けています。丸ノミも内丸や外丸といった出っ張りの違い、幅の広さやアール径の種類まで考えるとかなりの数になります。ちなみに僕は八本程度しか持っておりません…なんとかやっています。

竹を入れ込み、よしず天井を取り付けた様子です。四角い穴が開いているのは、後々メンテナンスが出来る様にそこだけ天井を開けれるようにしているからです。

杉の面皮柱・赤身の廻り縁・よしず天井・・中々に侘びた雰囲気になってきました。

引き戸の枠は赤杉で組んでいます。(養生がしてあるので見にくいですが…)空間が華奢で繊細となるように、材料も一般住宅より小さく、薄くなっています。袖壁も、石膏ボードは使わずに、「木摺り」と呼ばれる杉の薄い板で下地を組み、左官屋さんに仕上げて貰う方法です。自然素材オンリーです!

荒壁の状態の壁は、これから貫伏せ(注:左官屋さんによって色々な方法があります。貫に漆喰を塗りその上からひげこを打ち、壁が仕上がった時に貫部分の壁が割れない様にするための施工)をします。そこから「ちりまわり」「中塗り」に移っていきます。

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