京都市内 数寄屋造り 古くて新しい土壁

こんにちは、ここ最近暑い日が続いています。かと思えば急に気温が下がったり、大雨が降ったりして着実に本格的な夏が近付いているのを感じますね。体調管理に気を付けたい時期です(・∀・)

今日は土壁の事について少し書きたいと思います。

そもそも土壁って?とゆう方の為に…!とても簡単に表現すると下地に竹小舞や木小舞を用いて、その上に土を塗って出来る壁です。一昔前の一般住宅でも当たり前にこの工法が用いられていました。

しかし、現代の建築現場では工期短縮、予算削減が先行してしまっているので「時間」と「手間」のかかる土壁はあまり見かけなくなってしまいました。何がそんなにかかるのかと言いますと、大まかに分けて5つの工程(竹小舞下地・荒壁付け・大直し・中塗り・仕上げ塗り)があり、ひとつひとつの工程の間でも、壁を塗った後は乾燥期間を設け、次の工程に移る、とゆう流れだからです。

現代ではそういったデメリットもある土壁ですが、それ以上に大きなメリットがあると私は考えます!

竹・わら・土といった循環できる自然素材を用いているので、人と環境に優しい事

調湿性能や蓄熱性能もあり、家の中で快適に過ごせる事

住まわれる方にしか分からない、他の事もまだまだあると思います!

さて、それでは実際に現場で施工されているところを見てみましょう。それぞれの地域や建物のつくりによって違いはありますが、現在進行中の京都市内の数寄屋造りの建物を例に取って書いていきます。(数寄屋造りの建物は壁自体が薄いので、一般住宅の壁とは施工方法が多少異なるところは有ります)

【竹小舞下地】柱と柱の間に水平に通してある杉の貫(ぬき)や竹、に縦方向の竹を麻縄(わら縄やシュロ縄を使う事もあります。)で結んでいき、縦方向の竹にまた水平方向の竹を結んでいきます。ちなみにこの作業は「えつり」と呼ばれるもので、一昔前までえつり専門の職人さんがごく普通に居た様ですが、需要の減少とともにあまり見かけなくなり、今では左官屋さんがやられたり、現場によっては大工さんが自分でえつりをする場合もある様です。規則正しく竹を井桁に組む事で土壁の頑丈な下地になります。

【荒壁付け】この土は、既存の建物の土壁を解体した時に出た「古土」に、水・わらすさ・新しい土を混ぜて寝かし発酵させた「古くて新しい荒壁の土」です!土は水と混ぜればほどけて泥になり、乾燥すれば結ばれて土になる、そういった自然の中で循環出来る、最高にECOな建築材料と言えるでしょう(^o^)その荒壁の土を左官屋さんが室内側から竹小舞に付けていきます。

外から見るとこんな感じ↓↓↓

竹小舞の間からむにゅっと土が出て、しっかりと掴まっています。またこちら側からも土を付けますが、それはまた今回付けた土が乾いてからのお話。暑い時期だと2〜3週間くらいは置いておくかな?

いいものをつくる、とゆうのは手間暇がかかると言う事ですね(^^)

また近況をブログで書きたいと思いますのでよろしくお願いします🤓☝️

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