こんにちは、北名古屋市古民家改修の様子です。
今回は、足元や屋根瓦工事についてお伝えしたいと思います。
お家にとって足元は最重要と言っても過言ではないくらい大切な箇所となってきます。
かなり年月が経っていると局所的に地面が沈んでいたりするため、建物の水平も狂いまっすぐ垂直に立っていないという家も少なくないです。
そう考えると今回のお家はかなり状態が良い方だと言えます。が、やはり部分的に沈んでいたりする箇所があったので「面」で保たせる考えとしてコンクリートを打つことにしました。
まずはコンクリートに湿気が上がらないように防湿シートを張り、既設のコンクリートに18㎜の穴を開けて差し筋と呼ばれる鉄筋を差します。
それから縦方向横方向の鉄筋を配筋します。
この配筋も僕ら大工の方で出来てしまうことなので自分たちで施工します。
自分たちで出来ることを他業者の方を呼ばずに施工すればコストパフォーマンスの向上にも繋がります。(電気ガス水道は無理ですが…)
そしてコンクリート打ちです!生コン車から圧送されるコンクリートを平らにならせば完了です。
次はジャッキアップと垂直の直しです。油圧ジャッキを持ち上げたい箇所の下に置いて圧をかけます。
すると…柱が浮きます。今回はその下に鉛や堅木を敷いて調整しました。
垂直はレバーブロックという工具を用いて引っ張りたい方向に効かせを取りレバーを回します。その時々で限度はありますが大方直りました。この工程を終え屋根はというと…
瓦の下地を一本一本調整しながら打ちました。
全国的にも瓦の産地として有名な高浜、碧南の三州三河和瓦です。瓦屋さんもその地域の方々です。
大きい面はふせ終り、棟や隅といった細かい箇所の作業に入っています。
瓦工事もあと一息です!!
次回は瓦工事の完成と、外壁や内部工事の様子についてお伝えしたいと思います。
お付き合い頂き有難う御座いました。
【おまけ】
先日愛知県美術館で開催されていたフィンランドデザイン展に行ってきました。お目当てはアルヴァ・アアルトのパイオニアチェアなど、椅子です。
試しに座ってみることもできたので座り心地を楽しんできました。
本場のサウナも一度は行ってみたいものですね~
写真は撮影OKな場所で撮りました。マリメッコなどです。
コメント
仕事へのこだわりと内容がより伝わってきて、自分が家作る時はお願いしたいなぁ〜って思いました!
KATOさんコメントありがとうございます😊そう言って貰えると嬉しい限りです😃